≪2019年9月下旬≫ →→→ ≪2011年≫
こうして女の詮索をせずにはいられなかったのは、
夫を、有責配偶者にし、夫からは離婚請求をできなくすること。
・・・これがこの時の最終目的ではあった。
が、それとはまた別に、過去にもあった夫の不倫。
これを思い出した。
前回は前回で、かなり苦しい思いをした。
あの時もどれだけ泣いたものか。
これは時は遡り、2011年、わたし達が入籍した年だった。
今思えばそんなタイミングでの不倫なんてあり得ない話だ・・・。
入籍予定の3ヵ月以上前から夫の不倫は始まっていた。
(※入籍前なので正確には「浮気」)
この頃も夫は女に夢中だった(女の存在はかなり後になってから知った)。
入籍予定日が近くなるにつれ、夫が入籍を渋るようになった。
入籍は二人だけの問題ではなく、家族が当然絡む。
両家の顔合わせ、結納、周囲へのアナウンス等を終え、入籍の準備は整っていた。
※結婚式は、その翌年を予定していた。
入籍当日は、入籍を拒む夫と、予定通り、婚姻届けを出しに行った。
当日も、夫の機嫌は悪く、婚姻届けと一緒にワンショット、なんてこともなかった。
記念すべき人生の大イベントでもある入籍日は、悲しい思い出となった。
こんな形での入籍を誰が望むだろう・・・?
こんな話、人にはできない・・・。
こんな入籍の仕方・・これもあり得ない話だ。
だが、この頃はまだ夫に恋愛感情もあった。
この人と別れることだけは考えられない、一生一緒にいたい。
そう思っていた。
そうでなきゃ、そもそも結婚を決意しなかっただろう。
さらには、当時も、婚約破棄や、入籍後すぐに離婚等・・・
世間体も気にするばかり、とてもじゃないけどできない、と思った。
この時は、未熟な私は、入籍さえしてしまえば、なんとかなる、とにかくゴールインを、と思っていた。
入籍より少し前から同棲を始めていた。
だが、益々夫はわたしに冷たくなるばかり。
これまでに見たことのない冷徹さ。
まるで人が変わってしまったかのよう。
まさに、この2019年8月~の夫の態度と同じ。
これも、2019年8月の夫の離婚宣言で、不倫を疑ったひとつの要因。
あまりにも、重複する。
あの時の冷徹な夫が再現されている。。
もう昔のことで、忘れかけていた記憶がトラウマ化する・・。
この頃はわたしは30手前。まだそこそこ若かった。
夫との度重なる喧嘩でヒステリックも起こしていた。
そんな形でわたし達夫婦の関係は悪化するばかり。
でも、まさか女がいるとは、この頃は全く疑いもしなかった。